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みなさんはホルモン(内蔵肉)好きですか?
私もそうなんですが「子どもの頃は苦手だったけど、大人になって食べてみたら美味しかった」っていう人多いんじゃないですかね。「冒険して頼むこともないか」という方は損してますよ!
大体の場合には味覚がこんな感じに変化していきます。
「ホルモン苦手 → シマチョウ・ホルモン美味しい(脂多)→ ハツ・レバー美味しい(脂少)」
そこで、この記事では大のホルモン好きの私が、ホルモンの部位や焼き方・食べ方の解説とおすすめ部位のランキングを発表していきます。今回は基本的に「牛ホルモン」の解説になります。
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Ichi先輩
目次
ホルモンって何?
ホルモンって言っても2つの種類があって結構紛らわしいですよね。
①体内の生体物質的なホルモン
②焼肉での内蔵の部位を指すホルモン
私の愛用辞書の広辞苑(第六版)を引いたら①の意味合いでしか載ってなかったです。焼き肉のホルモンも内臓の悪い印象を消す為に①の元気の源っぽさを利用して名前を付けたみたいです。
でも焼肉における「ホルモン」でも、大きく「内蔵全般」と「小腸(ホルモン)」を表す場合があるので注意が必要です。たまに「ホルモン=小腸」だけだと勘違いしている人を見かけます。
ちなみに、ホルモンって地味に脂質が高い部位が多いのと、お店で食べると塩分が強めなので脂質や塩分の吸収を抑える様なサプリとか黒ウーロン茶みたいなモノを一緒に摂るといいです。
個人的にはライザップが出している「RIZAP トリプルバリア」を食べる前に飲んでいます。
カロリミットとかでも良いんですけど、ホルモン食べても食後の罪悪感がわりと減るのとコスパが高いのでコチラを選んで使ってます。20代前半の方とかは全然気にしなくて良いと思います。
では、ここからホルモンの各部位について詳しく見ていきましょう。
Ichi先輩
ホルモンの部位解説
ホルモンの部位は多いので今回は焼肉屋さんでよく見る牛ホルモンを中心に紹介していきます。
本当は豚・鶏のホルモンも美味しいので解説したいし、焼肉屋さんよりもホルモン焼き屋さんで食べて欲しい気持ちはあるんですが、その辺りは泣く泣く抑えて部位の解説をしていきますね。
① ホルモン(コテッチャン=モツ=小腸)
ホルモンと言えばコイツです。色々呼び方があるので正体不明気味ですけど、小腸さんです。脂がたっぷりとついているので、甘みとうま味がぎゅっと詰まったおススメの部位です。切り開かずに出したものは「丸腸」なんて呼ばれることもあります。
脂分が多いので、おじさんの胃には結構パンチが強め…。私も最近は別の部位に浮気してます。
焼くときには、白い脂の側から焼いてしまうと、美味しい脂が全部焼けて無くなってしまうので、ピンク色の皮の面から焼いて最後にさっと脂を温める感じで焼くと美味しく食べられます。だいたい、脂面:皮面=1:9ぐらいが美味しいかな。
② 上ホルモン(テッチャン=シマ腸=大腸)
上ホルモンとか名乗ってますけど、こいつ大腸です。ホルモンより脂が少なく、皮面がシマシマなのが特徴です。ホルモンも同様ですけど、あまり下処理が良くないお店だとちょっと臭みがありますね。
ただ、シマ腸は脂が少なめな分、ヘルシーでおじさんにも優しいです。小腸と同じく、皮面から焼いてあげるのが美味しく食べるポイント。
③ ハツ(心臓)
Heartが訛って「ハツ」って結構いい加減だな。ただ、美味しいから許す!
見た目がレバーと同様けっこう生々しいので避けられがちな印象ですけど、うま味が詰まって美味しい部位です。ホルモン系が苦手な人でも、あまり癖が無く、肉肉しいので美味しく食べられるんじゃないかな?弾力がある感じ。
新鮮なお肉を提供してるお店だったら、あまり火を通しすぎても固くて美味しくなくなってしまうので、適度な炙り具合で食べるのがいいんじゃないでしょうか。個人的にはお肉の焼き方的にレアぎみがオススメ。
④ 赤コリ(心臓弁)
レアキャラなのか扱っていないお店も結構多い。程よく脂がのって、歯触りもいい感じにシャキシャキと食べられる部位。しっかりと焼いて塩でいただきたいですね。
見た目は想像するよりもグロくなくて、言われれば、「あぁー」と思う感じ。お店にあったらぜひ頼んでみて欲しいです。
⑤ ケッカン(コリコリ=大動脈)
淡白な味で、食感を楽しむ部位。名前の通り、とてもコリコリしている。頑張ればぶちっと噛み切ることができるので、他の食感イイ勢よりも飲み込みやすい気がする。見た目は白くて、イカっぽい。
コリコリだけ単品で頼むと、ちょっと物足りない感じがするので、他の奴らと一緒に食べてやって欲しい。イカ、よろしくー!
⑥ レバー(肝臓)
Liverが訛って「レバー」、お前もかレバー。結構なまめかしいお肉。ハツと比べてもプルプルしてて、どっちかっていうとプリンに近い感覚ですね。
レバ刺しが食えなくなった今、焼いて食べるしかないのが悔しいところ。子どものころは、焼いたレバーの「もそもそ」した感じが嫌いで全然食べなかったんですけど、最近食べられるようになってました。
栄養豊富で鉄分もいっぱいなので、健康に良い(痛風の敵)。プリン体はホルモン類の中でも多めなので、男性の皆さん気をつけましょう。
⑦ ハラミ(横隔膜)
一見すると「私、ロースさんやカルビさんと仲間です」みたいな顔してるけど、ホルモン(内蔵)グループの一員。脂肪分が少ないので、あっさりと食べられる。ロースとかカルビと同じだと思ってサッと炙って食べようとする人がいるが、しっかり焼いた方がいいです。
タレで焼いて食べるのも美味しいけど、普通に焼いてしょうが醤油とかで食べるのも美味しいのでオススメ。ただ、美味しいハラミを置いているお店ってなかなか無い。
⑧ ミノ(第1胃)
牛には4つ胃があるのでかなり食べごたえがありますね。ミノは胃のグループの中では比較的脂がのってる部位です。皮面で脂を挟んでいる部位は、上ミノとかミノサンドとか呼ばれていますね。あと、とっても歯ごたえがあって、ホルモン界の「ガム」代表。
ずっと噛んでいたら永遠に終わりが見えないので、ある程度味わったらサッと飲み込むスキルが求められる。タレでも塩でも美味しい。ホルモン同様におじさんには上ミノはちょっときつい。
⑨ ハチノス(第2胃)
見た目で名前を決められちゃったかわいそうな子。でも、美味しい。他の部位に比べて淡白な味で、途中に挟みたくなるような存在です。ハチノスっぽい面はじっくりカリッと焼き上げて、反対側は火を通すような感じでもっちり焼き上げればとても美味しく食べられます。
味自体は非常に淡白なので、ホルモンとか脂の多い部位と一緒に焼いて、脂をちょっとしみこませたりしても美味い。茹でても、もちもち美味しいけど、個人的には焼いた方が好きですね。
⑩ センマイ(第3胃)
センマイは黒っぽくて、つぶつぶした形状が特徴。カリカリもちもちして焼いても美味しいですが、ボイルしたものを酢味噌につけて食べるのが一般的かなと思います。
あっさり、もちもちしてて、さっぱりと食べることが出来るので、箸休め的なポジションでそばにいて欲しいランキング1位。
⑪ ギアラ(赤センマイ=第4胃)
胃四天王の中でも最強と言われる真の胃であるギアラちゃん。純粋に消化を頑張ってるのはギアラちゃんだけらしい。けなげなギアラちゃん可愛い。そして美味しい。
適度に脂ものっていて、歯ごたえもいい感じ。ミノほどじゃないけど、そこそこ噛みごたえがあるので注意。タレでも塩でもどうぞって感じも懐が深いです。
ホルモンのおすすめ部位ランキング
ここでは、厳しい選抜をくぐり抜けた精鋭をランキング形式で紹介します。
ホルモン初心者の方とホルモン玄人の方がいると思うので、それぞれの需要に合わせて選抜を行いました。お店で見かけた際にはぜひピックアップしてみてください。
① 初心者向けおすすめランキング
第1位:ホルモン(小腸)
第2位:ハツ(心臓)
第3位:ハラミ(横隔膜)
1位のホルモン(小腸)は、きっとみんなまずいホルモン(小腸)を過去に食べて勘違いしている部分があると思うので、ぜひ大人になってみて改めてちゃんとしたお店で食べてみて欲しい。
某焼肉チェーンにあるような、液状にどろーっとクラゲみたいにのびきってるホルモン(小腸)ではなく、形が1つ1つしっかりした、立ったホルモン(小腸)は本当に美味しい。
2位のハツもホルモン感が少ないので、「お肉」として食べられるホルモン。ぜひ塩で食べてみて欲しい、きっとホルモンのおいしさに目覚めるはず。
3位のハラミは言わずもがな、多くの皆さんが食べたことがあるだろうけど、立派なホルモンだし、初心者にはもってこい。ホルモンが超苦手だけど、上司の命令でどうしてもホルモンを食べることになった場合には「ハラミ」もしくは上で紹介してないけど、「タン」だ。
Ichi先輩
② 玄人向けおすすめランキング
第1位:赤コリ(心臓弁)
第2位:ハチノス(胃)
第3位:シマ腸(大腸)
1位の心臓弁もシンプルに塩でいってもらいたい。小柄ながらにうま味が凝縮されて、程よい脂感と相まって、コイツ1人だけでホルモン欲求を満たしてくれるような存在。口の中で存分にうま味を引き出して、シャキシャキッと噛み切ってのどに流し込んでもらいたい。
2位のハチノスは淡白ながら、食感で私達を楽しませてくれるナイズガイ。シンプルな甘みが塩で引き出されるので、じっくりと焼いてベストな食べ時を見極めてもらいたい。最後にハチノス側を焼いて、プツプツした脂が収まったぐらいがベストな瞬間だと思う。
3位のシマ腸は、上品な美味しさがあると思う。一緒に焼いた淡白なお肉たちに脂のいい香りを残していく様はまさに紳士。玄人の皆さんはホルモンにそこまで脂を求めてないのはよくわかるけれど、シマ腸がいるだけで、ぐっとその日のホルモンライフの質を高めてくれるはず。
Ichi先輩
自宅でのホルモンのおすすめ食べ方
個人的にはお店で食べる「ホルモン焼き」が最高だと思ってます。
ただ、家族ではお店に入りにくかったり、1人では行きにくかったり色々あるので、自宅でホルモンを調理して食べるのであればということでおすすめの食べ方をご紹介していこうと思います。
ちなみに、スーパーでも「ホルモン・シマチョウ」辺りなら置いてありますが、個人的に言えばなるべくお肉屋さんが扱っている方が、ホルモンに関してはやはり処理が良い様に思いますね。
ホルモンは基本的に下処理がめちゃくちゃ重要です。自宅用に買う時はしっかりとプロが処理してくれているお肉を選んで買う様にしましょう。買うならお肉専門店がおすすめです。
焼き肉・ホルモン焼き
やはり「焼き」はダイレクトに旨味を感じられるのでおすすめです。
ただ、素材が良くないとキツイので、スーパーのホルモンではなくお肉屋さんの専用のホルモンを選ぶようにしましょう。なるべく炭火で焼きたいですが、ホットプレートでもOKです。
ネットで「焼き用」に買うなら「米沢牛専門店さかの」では取り扱っているホルモンがおすすめです。高品質の米沢牛だけどホルモンなので他の部位より安いのも嬉しいポイントです。
取り扱っているのも「シマ腸・ホルモン・センマイ・ハツ・レバー」といったラインナップで、味はみそ・塩・無しが選べますが「無し」を選んで藻塩を振って焼くのがおすすめですね。
もつ鍋
ホルモンの食べ方として最も安定しているのは「もつ鍋」だと思います。どうしても”焼き”だと脂が主張し過ぎて食べられない年齢になっても、出汁と一緒に煮込まれていると程よく馴染んでいて美味しく食べられるんですよね。
どこで食べても安定して美味しいですが、特に本場の「博多若杉」のもつ鍋は絶品です。ぷりっぷりの脂のついたホルモンがたっぷり入って、染み出た脂が野菜に吸収されてたっぷりと野菜も取れるのが身体にも優しいです。寒い時期にはお鍋で温まれて特にいいですね。
まとめ:おすすめのホルモンの部位解説&ランキング
お腹がすいてきた。世間はクリスマスでうきうきしているいうのに何という記事をアップしているんだろう。いやいや、関係ねぇ。ホルモンは食べたいときに食べる、それがベストな選択。
ただ、マジで胃もたれだけには気をつけて欲しい。30近くなると霜降り肉もそうだけど、ホルモンの脂も結構キツイからね。ホント最近個人的には「RIZAP トリプルバリア」を推してるよ。
じゃあみなさんも素晴らしいホルモンライフを!
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